色麻(読み)しかま

改訂新版 世界大百科事典 「色麻」の意味・わかりやすい解説

色麻[町] (しかま)

宮城県北西部,加美郡の町。1978年町制。人口7431(2010)。鳴瀬川の支流保野川,花川が北東流し,町域は東西に細長く伸びる。南西端には船形山がそびえ,東部大崎平野一角を占める。中心集落は羽州街道沿いの四竈(しかま)。米作を中心にリンゴなどの果樹栽培,酪農畜産などが盛んで,近年,経営の多角化が進められている。花川扇状地の王城寺原は1908年以来,陸軍の演習場として使われ,現在も陸上自衛隊の演習場があるが,第2次大戦後,一部で入植が行われ酪農を中心に開拓が進んだ。東部の日の出山一帯の瓦窯跡群は多賀城などの瓦を焼いたものと推定され,史跡に指定されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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