艷らし(読み)つやらし

精選版 日本国語大辞典 「艷らし」の意味・読み・例文・類語

つや‐らし【艷らし】

〘形シク〙 (「らし」は接尾語)
① つやつやとして光沢がある。
われから(1896)〈樋口一葉〉四「昨日までは打すてし髪の毛つやらしう結びあげ」
② うわついている。また、思わせぶりである。お世辞めいている。
浮世草子好色五人女(1686)一「皆女郎のかたよりふかくなづみて、気をはこび、命をとられ、勤のつやらしき事はなくて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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