デジタル大辞泉
「芋茎」の意味・読み・例文・類語
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いも‐じ【芋茎・】
※
物類称呼(1775)三「芋 いも〈略〉芋の茎 京にて、いもじといふ
東国にて、ずいきと云」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
芋茎 (ずいき)
サトイモ類の葉柄。《正倉院文書》に名が見えるほど古くから食用とされた。やわらかく,えぐみの少ない唐芋(とうのいも),八頭(やつがしら)など赤茎のもの,ずいき専用種の蓮芋(はすいも)の葉柄が用いられる。皮をむき,ゆでてから酢を落とした水にさらして,あくを抜き,ゴマ酢あえ,クルミあえなどのあえ物や,酢の物,煮物,汁の実などにする。乾燥品は芋柄(いもがら)と呼ぶことが多く,水でもどしてから調理する。なお,江戸時代から肥後特産の淫具として知られる〈肥後ずいき〉は蓮芋の葉柄を細く切って干したものである。
執筆者:鈴木 晋一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
普及版 字通
「芋茎」の読み・字形・画数・意味
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