芝二本榎町二丁目(読み)しばにほんえのきちようにちようめ

日本歴史地名大系 「芝二本榎町二丁目」の解説

芝二本榎町二丁目
しばにほんえのきちようにちようめ

[現在地名]港区高輪たかなわ一―三丁目

芝二本榎町一丁目の南に位置する高台上の町。明治二年(一八六九)覚真かくしん寺・朗惺ろうしよう寺・相福そうふく寺・上行じようぎよう寺の各門前と高輪小台たかなわこだい町が合併して成立。同五年この四ヵ寺と長円ちようえん寺・円福えんぷく寺・清林せいりん寺・永信えいしん寺・長寿ちようじゆ寺の寺地を編入した。さらに同七年上行寺と同寺門前・円真えんしん寺にあたる地域が分離して芝二本榎本しばにほんえのきもと町となった。浄土宗覚真寺は慶長一八年(一六一三)西久保にしくぼに開創、同宗相福寺は年代は不明だが三田村起立。明治一三年本芝源光ほんしばげんこう寺と合併して光福こうふく寺と改称。同宗清林寺は開山智哲が寛文八年(一六六八)没。本尊が童顔ではれぼったく見えることから「はれぼとけ」とよばれた。同宗永信寺は開基の玉照院が慶安三年(一六五〇)没。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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