花井寺(読み)はないじ

日本歴史地名大系 「花井寺」の解説

花井寺
はないじ

[現在地名]豊川市古宿町 市道

松鷲山と号し、曹洞宗。本尊聖観世音菩薩。寺伝によると、久安四年(一一四八)八名やな郡の吉祥山今水こんすい(跡地は現新城市)一九世慶寛の創立といい、当時は花井谷にあって真言宗竜源りゆうげん院と称した。承元元年(一二〇七)の頃は衰微していたが、大永元年(一五二一)京都の僧弁鏡長老が再興し、曹洞宗に改めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android