花園(埼玉県)(読み)はなぞの

日本大百科全書(ニッポニカ) 「花園(埼玉県)」の意味・わかりやすい解説

花園(埼玉県)
はなぞの

埼玉県北部、大里郡(おおさとぐん)にあった旧町名(花園町(まち))。現在は深谷市(ふかやし)の南西部を占める地域。旧花園町は1983年(昭和58)町制施行。2006年(平成18)深谷市に合併。旧町域は東西秩父(ちちぶ)鉄道、国道140号が、西端を国道254号が通じ、関越自動車道花園インターチェンジがある。荒川左岸に位置し、古くから畑作が盛んで、かつては養蚕の主要地であったが、いまでは畜産が中心となり、野菜・植木・花卉(かき)栽培なども盛んである。江戸時代、旗本日根野氏にかわって領地を支配した郷代官の居宅が旧北根代官所として県指定文化財となっている。

[中山正民]

『『花園村史』(1970・花園村)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android