花実・華実(読み)かじつ

精選版 日本国語大辞典 「花実・華実」の意味・読み・例文・類語

か‐じつ クヮ‥【花実・華実】

〘名〙
植物の花と実。
源平盛衰記(14C前)四六「水晶花実(クヮジツ)に、琥珀蓮華を葺けり」 〔班固‐西都賦〕
② 花も実もあること。また、外観実質形式と内容。
新撰和歌(930‐934)序「故抽弘仁、至于延長、詞人之作、花実相兼而已」
※俳諧・田舎の句合(1680)九番「左は虚也。右は実。花実いづれをかとらん」 〔南史‐斉衡陽王鈞伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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