花箋(読み)かせん

精選版 日本国語大辞典 「花箋」の意味・読み・例文・類語

か‐せんクヮ‥【花箋・華箋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「箋」は料紙手紙用の紙の意 ) 先方の手紙を敬っていう語。すぐれた書簡華翰(かかん)華墨(かぼく)。〔王安石‐謝夏察推啓〕
  3. 美しい料紙。花牋
    1. [初出の実例]「五言八十字、瀝思写華牋」(出典:江吏部集(1010‐11頃)中・述懐古調詩一百韻)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「花箋」の読み・字形・画数・意味

【花箋】か(くわ)せん

花模様のある詩箋。花牋。〔李林外集の序〕李龜年に命じて、金箋を持し、宣して李白に賜ひ、を爲(つく)らしむ。

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