花見車(読み)はなみぐるま

精選版 日本国語大辞典 「花見車」の意味・読み・例文・類語

はなみ‐ぐるま【花見車】

  1. [ 1 ] 花見に乗って行く車。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「上人の桜かざしの袖ふれて花見くるま、くるるより」(出典:光悦本謡曲・小塩(1470頃))
  2. [ 2 ] 俳諧評判記。四冊。轍士著。元祿一五年(一七〇二)刊。三都および諸国の点者ら二百余名を遊女に見立て、遊里語を用いながら匿名で論評したもの。暴露的、あるいは売名的な記述がみられ、団水らの怒りを買ったが、評言はおおむね的確。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「花見車」の解説

花見車
はなみぐるま

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
元禄12.7(京・甚兵衛座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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