苔の戸(読み)こけのと

精選版 日本国語大辞典 「苔の戸」の意味・読み・例文・類語

こけ【苔】 の 戸(と)

僧侶隠遁者など俗世をはなれた人の家の戸。わびしい住まい。粗末な草庵。苔の扉。苔のとぼそ。
春夢草(1515‐16)付句「くちはしに霜ぞふりたる 苔の戸もさし出ぬ夜の月さえて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android