若野浦村(読み)わかのうらむら

日本歴史地名大系 「若野浦村」の解説

若野浦村
わかのうらむら

[現在地名]和島村若野浦

小島谷おじまや村の南の丘陵にある。正保国絵図には「若浦村」高九四石余で幕府領。その後高田藩領となったとみられ、天和三年郷帳では高一二九石八斗余(うち山高一石)。宝永八年(一七一一)の佐倉領郷村高辻帳(田辺六夫氏蔵)ではもと高田藩主稲葉氏が引続き治める地となっており、天明六年(一七八六)まで稲葉氏の脇野町わきのまち陣屋支配を受けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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