苦悶(読み)くもん

精選版 日本国語大辞典 「苦悶」の意味・読み・例文・類語

く‐もん【苦悶】

〘名〙 苦しみもだえること。もがき苦しむこと。〔医語類聚(1872)〕
※うつせみ(1895)〈樋口一葉〉五「胸を抱きて苦悶(クモン)するは遣るかた無かりし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「苦悶」の意味・読み・例文・類語

く‐もん【苦×悶】

[名](スル)肉体的または精神的に苦しみもだえること。「苦悶に満ちた顔」「日夜苦悶する」
[類語]悩み苦悩苦渋煩悶難儀悩む苦しむわずらもだえる思い煩う思い迷う思い乱れる懊悩おうのうする憂悶ゆうもんする苦慮する頭を痛める頭を悩ます思い詰める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「苦悶」の読み・字形・画数・意味

【苦悶】くもん

もだえる。

字通「苦」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android