苦輪(読み)クリン

デジタル大辞泉 「苦輪」の意味・読み・例文・類語

く‐りん【苦輪】

仏語。六道生死の苦しみが繰り返されて止まないこと。回り続ける車輪にたとえていう。

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精選版 日本国語大辞典 「苦輪」の意味・読み・例文・類語

く‐りん【苦輪】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。生死輪廻の苦からのがれられないこと。苦の輪廻してやまないこと。
    1. [初出の実例]「大都苦輪之中、不生死者也」(出典:本朝文粋(1060頃)一四・為二品長公主四十九日御願文〈慶滋保胤〉)

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