デジタル大辞泉
「苦集滅道」の意味・読み・例文・類語
く‐じゅう‐めつ‐どう〔‐ジフ‐ダウ〕【苦集滅道】
仏教の根本教理を示す語。「苦」は生・老・病・死の苦しみ、「集」は苦の原因である迷いの心の集積、「滅」は苦集を取り去った悟りの境地、「道」は悟りの境地に達する修行。四諦。
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く‐じゅう‐めつ‐どう ‥ジフ‥ダウ【苦集滅道】
〘名〙 (duḥkha-samudaya-nirodha-mā
rga の
意訳)
仏語。仏教の根本教理を示す語。苦は人生における苦しみで
四苦八苦をさし、集は苦の原因である
煩悩の集積のこと、滅はその煩悩を滅し尽くした
涅槃(ねはん)を意味し、道は涅槃に達するための方法で
八正道のこと。
釈迦はこの理を悟って成仏した。
四諦(したい)。くじゅめつどう。くずめつち。
※正法眼蔵(1231‐53)摩訶
般若波羅蜜「また四枚の般若あり。苦・集・滅・道なり」 〔北本涅槃経‐
一二〕
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