苧島村(読み)おのしまむら

日本歴史地名大系 「苧島村」の解説

苧島村
おのしまむら

[現在地名]松代町苧ノ島

渋海しぶみ川右岸にあり、東は中子なかご村、南は孟地もうち村、一帯が地滑地である。正保国絵図に「尾ノ島村」とみえ、高四八石余。天和三年郷帳には「苧野嶋村」とあり、高三一石四斗余。文政八年(一八二五)の手鑑帳(立教大学蔵)によれば、天和三年(一六八三)検地の反別六町四反余、うち田三町余・畑三反余。明治八年(一八七五)の従前検地帳高内田畑屋敷外書上帳(同大学蔵)に天和三年検地の記述があり、一九ヵ所に切替畑があり反別二町二反余、一〇ヵ所に青苧畑があり反別二反余、三四ヵ所に雑木林、二二ヵ所に芝山があり役金二二銭・反別六四町一反余、漆木四七本が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android