茂みさぶ(読み)シミサブ

デジタル大辞泉 「茂みさぶ」の意味・読み・例文・類語

しみ‐さ・ぶ【茂みさぶ】

[動バ上二]こんもりと茂る。草木が繁茂する。
大和の青香具山は日のたての大き御門春山と―・び立てり」〈五二

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精選版 日本国語大辞典 「茂みさぶ」の意味・読み・例文・類語

しみ‐さ・ぶ【茂さぶ・繁さぶ】

  1. 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 ( 「しみ」は繁茂しているの意。「さぶ」はいかにもそれらしい状態になる意の接尾語 ) 草木が茂りさかえたさまになる。
    1. [初出の実例]「大和の 青香具山は 日の経(たて)の 大き御門に 春山と 之美佐備(シミサビ)立てり」(出典:万葉集(8C後)一・五二)

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