茂呂杉鉱山(読み)もろすぎこうざん

日本歴史地名大系 「茂呂杉鉱山」の解説

茂呂杉鉱山
もろすぎこうざん

[現在地名]協和町稲沢

室杉むろすぎ鉱山ともいう。おもに鉛・銀を産出する。

菅江真澄は「月の出羽路」で「河辺ノ郡舟岡村ノ内金山トノ境もろ杉山ノ峯限」と記している。「六郡郡邑記」では「金山との境もろ杉山」とある。秋田領内諸金山箇所年数帳によれば、正徳元年(一七一一)受山となり、以後天明年間(一七八一―八九)まで断続的に稼行していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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