茂岩(読み)もいわ

日本歴史地名大系 「茂岩」の解説

茂岩
もいわ

[現在地名]古宇郡泊村大字興志内村 茂岩

興志内おきしない村の北に位置する地名。茂岩川が西流し、河口部にさかずき温泉郷がある。沖に浮ぶ三角形の弁天島がモイワ(小さな岩山の意という)とよばれ、地名の由来とされる。「西蝦夷地場所地名等控」「観国録」などにモイワ、「廻浦日記」にモユワとある。「蝦夷日誌」(二編)によれば、「図合懸り澗有。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の茂岩の言及

【豊頃[町]】より

…十勝川の最下流部で分流する大津川の河口にある大津は,1825年(文政8)に漁場が開かれた地で,63年(文久3)には初めて和人が定住,81年には最初の入植者があり,以後,十勝平野開拓の門戸として栄えた。93年に帯広へ向かう大津街道ができ,根室本線が内陸に通じてからは中心は交通至便の茂岩に移った。豆類を主体にジャガイモ,テンサイを栽培する畑作や,酪農,大津漁港のサケ漁が産業の中心である。…

※「茂岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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