茨山(読み)しざん

精選版 日本国語大辞典 「茨山」の意味・読み・例文・類語

し‐ざん【茨山】

〘名〙
① (「茨山」は「芝山」。中国、漢の武帝芝草(しそう)を得た山をいうところから) 宮中・宮庭のこと。
六代勝事記(1223‐24頃)土御門「今上陛下帝運いまだきはまり給はざるをおろし奉り、茅洞の風秋冷しく、茨山の月影さびしかりき」
太上天皇(だいじょうてんのう)唐名
海道記(1223頃)池田より菊川「茨山汾水の源流、高く流れて、遙かに西海の西に下り、卿相羽林の花の族(やから)、落ちて遠く東関の東に散りぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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