茶剤(読み)チャザイ

デジタル大辞泉 「茶剤」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐ざい【茶剤】

せんじて服用する、数種類の生薬を調合した薬剤

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「茶剤」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐ざい【茶剤】

〘名〙 数種類の薬用植物をきざんで乾燥させ、まぜ合わせてつくった薬剤。一定量の水を加えて直火し、濾過(ろか)して服用する。漢方湯薬に当たる。

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世界大百科事典(旧版)内の茶剤の言及

【薬用植物】より

… また,従来無用とされていた植物でも,化学成分が明らかにされた結果,薬用植物の仲間入りをするものがある。例えばアマチャヅル(ウリ科)はオタネニンジン(チョウセンニンジン,ウコギ科)と同類の成分を含むことが判明し,茶剤として薬用製品化された。また類似した形態を有するヤブカラシ(ブドウ科)は,このアマチャヅルと誤認されやすいため偽物が出回っているという。…

※「茶剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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