草の陰(読み)クサノカゲ

デジタル大辞泉 「草の陰」の意味・読み・例文・類語

くさ‐の‐かげ【草の陰】

草葉の陰」に同じ。
「―こけの下にもよそに見ば我ゆゑなほや露こぼるらん」〈新千載哀傷歌

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「草の陰」の意味・読み・例文・類語

くさ【草】 の 陰(かげ)

太平記(14C後)三二「草の陰(カゲ)より生(いき)出て、助りけるこそ不思議なれ」
平家(13C前)三「亡者にいとま申しつつ、泣く泣くそこをぞ立たれける。草の陰にても余波(なごり)惜しうや思はれけむ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android