草堂(読み)ソウドウ

デジタル大辞泉 「草堂」の意味・読み・例文・類語

そう‐どう〔サウダウ〕【草堂】

草ぶきの家。草庵そうあん。また、自分の家をへりくだっていう語。草屋
[類語]あんいおり庵室草庵東屋

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精選版 日本国語大辞典 「草堂」の意味・読み・例文・類語

そう‐どう サウダウ【草堂】

〘名〙
① 草ぶきの家。わらや。草屋。転じて、自分の家の謙譲語
※峨眉鴉臭集(1415頃)祭巽順中文「花晨月夕、尋詩盟於草堂
※中華若木詩抄(1520頃)下「雨はふる、草堂は小し、秋になれども、葺くこともなければ、荒て正体もない体ぞ」 〔杜甫‐狂夫詩〕
② 草庵。いおり。また、寺。
※続日本紀‐霊亀二年(716)五月庚寅「今聞。諸国寺家。多不法。或草堂始闢。争求額題。〈略〉或房舎不脩。馬牛羣聚。門庭荒廃」
今昔(1120頃か)一七「賤(あやし)の草堂を其の所に起てて、此の多の仏菩薩の像を安置し奉りつ」

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普及版 字通 「草堂」の読み・字形・画数・意味

【草堂】そうどう(さうだう)

草廬。〔老学庵筆記、一〕杜少陵(甫)に在りて兩り。一は里橋の西に在り。一は浣に在り。皆、詩中に見ゆ。

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