草河庄(読み)くさかわのしよう

日本歴史地名大系 「草河庄」の解説

草河庄
くさかわのしよう

三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)城上しきのかみ郡として

<資料は省略されています>

とある。草河庄は興福寺大乗院領である。諸公事には「二斗八升御馬飼善性分」「二月六斗大乗院宿直米」「一石二斗御菜米院仕」「七斗二升御馬飼竹内方分」「一石五斗御牛飼」「一石ツシトノ米」「四斗アナシ祭料」などがあった。草河庄の所在は荘号からみると、現大字草川くさかわ辺りに比定される。右の「ツシトノ」は「多聞院日記」の文明一〇年(一四七八)九月一六日条に「草川之辻方之事、没落人箸尾方与同之所存」とみえる辻氏であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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