荒怠(読み)コウタイ

デジタル大辞泉 「荒怠」の意味・読み・例文・類語

こう‐たい〔クワウ‐〕【荒怠】

なげやりで、なすべきことを怠ること。
「―暴恣ぼうし心状」〈中島敦弟子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「荒怠」の意味・読み・例文・類語

こう‐たいクヮウ‥【荒怠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生活気持行動などがなげやりになること。遊楽にふけり、仕事を怠ること。
    1. [初出の実例]「華を去り実に就き、荒怠相誡め、自彊息まざるべし」(出典:戊申詔書‐明治四一年(1908)一〇月一三日)
    2. [その他の文献]〔書経‐泰誓下〕
  3. あなどって無視すること。
    1. [初出の実例]「日本の民が〈略〉自己固有の価を荒怠し、争ふて欧州に摸擬するは」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「荒怠」の読み・字形・画数・意味

【荒怠】こう(くわう)たい

怠りはてる。〔書、泰誓下〕今王受(紂)、五常を狎し、怠して(つつし)まず、自ら天にち、怨みを民に結べり。

字通「荒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android