荻坪村(おぎつぼむら)とは？意味や使い方

日本歴史地名大系「荻坪村」の解説

[現在地名]飯田市荻坪

現飯田市の南東部の山間に位置。正保二年（一六四五）に田力（たぢから）村の南部が分村して荻坪村となった。初め旗本井上氏の所領であったが、明暦三年（一六五七）から幕府領となり、天保一四年（一八四三）飯田藩領となり、弘化三年（一八四六）白河藩阿部氏領、慶応元年（一八六五）幕府領飯田藩預りとなった。

村高は正保四年には一〇七石余（信濃国絵図高辻）であったが、元禄一五年（一七〇二）には一二九石余（信濃国郷帳）に増加した。

当村が入会っていた田力村の刈敷山は、元禄三年の田力村との山論を境として、個人の地付山（田地に付随した山）から先刈山に変わっていった。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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