菖蒲葺く(読み)あやめふく

精選版 日本国語大辞典 「菖蒲葺く」の意味・読み・例文・類語

あやめ【菖蒲】 葺(ふ)

  1. 端午節句行事として、五月四日の夜、軒にショウブをさす。邪気を払い火災を防ぐという。古く宮中で行なわれたが、後、武家民間にも伝わった。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「空はれて沼の水嵩(みかさ)を落さずはあやめもふかぬ五月(さつき)なるべし」(出典:山家集(12C後)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android