菩提子(読み)ボダイシ

デジタル大辞泉 「菩提子」の意味・読み・例文・類語

ぼだい‐し【×提子】

テンジクボダイジュの実。淡黒色で丸くて香りが強く、数珠を作る。 秋》「―をくれなゐの糸につなぎけり/青々

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菩提子」の意味・読み・例文・類語

ぼだいし【菩提子】

〘名〙 (bo di ci の音訳) ヒマラヤ地方のボデ樹の実。数珠の玉の材料とされた。しばしば、訳名から菩提樹の実と混同される。《季・秋》
※後撰(951‐953頃)雑三・一二二六・詞書「故女四のみこの後のわざせんとてぼだいしのずずをなん右大臣求め侍とき〈真延〉」 〔校量数珠功徳経〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android