菩提心論(読み)ぼだいしんろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菩提心論」の意味・わかりやすい解説

菩提心論
ぼだいしんろん

インド龍樹の著として伝えられる書。1巻。正式には『金剛頂瑜伽中発阿耨多羅三藐三菩提心論』といい,『発菩提心論』ともいう。不空の訳とされているが疑問がある。発菩提心を密教的に基礎づけ,心を統一すること (禅定) による即身成仏を説く。真言宗では行者必須の論書とされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android