華蓋(読み)カガイ

デジタル大辞泉 「華蓋」の意味・読み・例文・類語

か‐がい〔クワ‐〕【華蓋】

花のように美しい衣笠きぬがさ
ハスの花の形をした天蓋

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精選版 日本国語大辞典 「華蓋」の意味・読み・例文・類語

か‐がいクヮ‥【華蓋】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 はながさ。きぬがさ。天子の蓋。〔古今注‐輿服〕
  2. [ 2 ] 星の名。天皇大帝北極星)を、はながさのように飾るカシオペア星、五十番星などを含む十六星。
    1. [初出の実例]「有星、孛于華蓋」(出典:続日本紀‐神亀二年(725)正月己卯)
    2. [その他の文献]〔晉書‐天文志上〕

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普及版 字通 「華蓋」の読み・字形・画数・意味

【華蓋】かがい

きぬがさ。

字通「華」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の華蓋の言及

【天蓋】より

…仏像の頭上にかざす蓋(きぬがさ)をいう。天空にあり,しかもつねに仏の頭上にあるところから華蓋,宝蓋,懸蓋などとも呼ばれる。これは仏の威信の象徴であり,仏の徳を讃嘆するものであり,後に仏を供養し,荘厳(しようごん)するものとなった。…

※「華蓋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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