菰枕(読み)コモマクラ

デジタル大辞泉 「菰枕」の意味・読み・例文・類語

こも‐まくら【×菰枕/薦枕】

[名]マコモを束ねて作った枕。特に、旅寝即席の枕をいう。
「―相まきし児もあらばこそ夜のくらくも我が惜しみせめ」〈・一四一四〉
[枕]
薦枕く、または薦枕が高いところから、「たか」にかかる。
「―多珂の国といふ」〈常陸風土記
「し」にかかる。枕する、の意という。
「―志都沼値しつぬちといひき」〈出雲国風土記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android