葦筒(読み)あしづつ

精選版 日本国語大辞典 「葦筒」の意味・読み・例文・類語

あし‐づつ【葦筒】

〘名〙 葦の茎。一説に、葦の茎の中にある薄い紙のような皮。一重であるもの、薄いもののたとえに用いられる。
※後撰(951‐953頃)恋二・六二五「なにはがたかりつむあしのあしづつのひとへも君を我やへだつる〈藤原兼輔〉」
新撰菟玖波集(1495)発句「あしつつのうす雪氷汀かな〈心敬〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android