蒲沢村(読み)がまざわむら

日本歴史地名大系 「蒲沢村」の解説

蒲沢村
がまざわむら

[現在地名]池田町蒲沢

部子へこ川の支流籠掛かごかけ川の最上流、標高四五〇メートルほどにある山間の村で、籠掛村の南に位置する。約五〇〇年前、西谷にしたに平家平へいけだいら(現大野市)から当地に移住したとも伝えるが、一説に元和五年(一六一九)丹波国から木地屋が移住し村作りをしたともいう。寛永一五年(一六三八)蒲沢新田の代表木地屋喜左衛門が木地挽として入山し親村の大本おおもとと取交わした記録(田中家蔵)には「参剥山我々切開申候」とある。延宝六年(一六七八)新検が行われ、元禄郷帳には高一四・〇一六石、反別一町一畝余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android