デジタル大辞泉
「蒲鞭」の意味・読み・例文・類語
ほ‐べん【×蒲×鞭】
ガマの穂のむち。中国漢代の甲陽の太子劉寛が罪人を打つのに用い、辱めを与えるだけで痛くなかったところから、寛大な政治をいう。
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ほ‐べん【蒲鞭】
〘名〙
① 蒲
(がま)の穂のむち。中国後漢の甲陽の太子劉寛が、罪人を蒲の穂のむちで打たせ、辱めだけを与え
苦痛は与えなかったところから、軽い刑罰、転じて、寛大な政治をいう。
※
菅家文草(900頃)三・行春詞「軽挙
二蒲鞭
一宿悪懲、尊長思
二教卑幼順
一」 〔
後漢書‐劉寛伝〕
② 細く軽いむち。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報