蒼泉寺(読み)そうせんじ

日本歴史地名大系 「蒼泉寺」の解説

蒼泉寺
そうせんじ

[現在地名]御前山村長倉

長倉ながくら西北台地に松や杉の木立に囲まれて建つ。南嶽山達磨院と号し、曹洞宗本尊は聖観世音菩薩。佐竹義綱が佐竹氏の菩提寺として延元三年(一三三八)に建立した善慶ぜんけい寺が、文禄四年(一五九五)佐竹義興の柿岡かきおか(現新治郡八郷町)移封に伴い柿岡へ移ったあとの寺域に建てられた。慶長元年(一五九六)相州小田原(現神奈川県小田原市)海蔵かいぞう寺の安叟の開山

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android