蓄便性下痢(読み)ちくべんせいげり

世界大百科事典(旧版)内の蓄便性下痢の言及

【下痢】より

… 次に腸管運動機能異常による下痢がある(過敏性大腸症候群など)。これには,腸管の運動が亢進し腸内容の通過が早く水分が十分吸収されないために腸内水分が増加して起こるものや,腸運動が低下し腸内容が鬱滞(うつたい)し異常発酵によって腸管が刺激されて下痢を起こすものがある(蓄便性下痢)。さらに水分の吸収が十分に行われないために下痢が発生する場合があり,腸の広範切除や絨毛(じゆうもう)萎縮により水吸収障害をひき起こすもの(セリアック症候群)などでみられる。…

※「蓄便性下痢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」