蓄熱炉法(読み)チクネツロホウ

化学辞典 第2版 「蓄熱炉法」の解説

蓄熱炉法
チクネツロホウ
regenerative furnace process

低級炭化水素(メタンナフサ)の熱分解法の一つ.炉内に充填されたチェッカー(蓄熱れんが)を,あらかじめガス体燃料の燃焼によって加熱しておき,ここに原料炭化水素を吹き込んで熱分解させる方法.2基で1単位となり,交互に加熱,分解を切り換えて操作する.アセチレンエテンなどの製造に利用される.石油アセチレン製造法のウルフ(Wulf)法,コッパース(Koppers)法などはこの方法に属する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android