蓮花院(読み)れんげいん

日本歴史地名大系 「蓮花院」の解説

蓮花院
れんげいん

[現在地名]高野町高野山

金剛峯こんごうぶ寺の東にある準別格本山で、本尊阿弥陀如来。古くは聖方の一院で五之室ごのむろ谷の現在なん院のある地に位置し、江戸時代は大徳だいとく院と号した。寿永二年(一一八三)三月快仙の開基と伝えるが(「高野伽藍院跡考」ほか)、寺伝は空海の開基とする。もと大伝法だいでんぼう院学頭の俊晴上座の住房であったが、伝法院根来ねごろ(現和歌山県岩出町)下山ののち、五之室谷時宗聖の庵となっていた(高野伽藍院跡考)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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