旺文社世界史事典 三訂版 「蔡 元培」の解説
蔡 元培
さいげんばい
中国の思想家・教育者
浙江 (せつこう) 省の生まれ。初め清に仕えたが,戊戌 (ぼじゆつ) の政変後辞職,1904年に光復会を組織し,翌年には中国同盟会に加入した。1907年からドイツに留学して哲学を学び,12年中華民国臨時政府の教育総長,16年北京大学校長となる。五・四運動では研究の自由と学生の自治のために闘い,また蔣介石の独裁にも反対した。著書『中国倫理学史』『哲学綱要』。
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