蔦都新田(読み)つたいちしんでん

日本歴史地名大系 「蔦都新田」の解説

蔦都新田
つたいちしんでん

[現在地名]与板町蔦都

信濃川・くろ川両河川に挟まれた低位の沖積地にあり、北西は与板市街地、南東古志こし李崎すもんざき(現長岡市)。村名は寛文年間(一六六一―七三)に僧蔦都坊が開発したことに起因するという。李崎村の枝郷として開発された。「三島郡誌」によると、蔦都坊は越中国生地いくじ(現富山県黒部市)専念せんねん寺に生れ、鷲尾景量と称した。長じて十日町とおかまち(現長岡市)専福せんぷく寺に入ったが眼病により失明

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android