蔵回(読み)くらまわり

精選版 日本国語大辞典 「蔵回」の意味・読み・例文・類語

くら‐まわり‥まはり【蔵回】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「くら」は質屋の意 ) 質流れの古着古道具を売買して歩く商人。ふるてかい。
    1. 蔵回<b>①</b>〈七十一番職人歌合〉
    2. [初出の実例]「恋衣袖をかへばや蔵まはり絶ず涙の流れものとて」(出典:七十一番職人歌合(1500頃か)四一番)
  3. 蔵の間を回って歩く夜警
    1. [初出の実例]「八つもすぎて、倉(クラ)まはりのひゃうし木、かっちかっちと打って廻れば」(出典洒落本通言総籬(1787)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android