蕩ける(読み)トロケル

デジタル大辞泉 「蕩ける」の意味・読み・例文・類語

とろ・ける【×蕩ける/×盪ける】

[動カ下一][文]とろ・く[カ下二]
固まっていた物が溶けて軟らかくなる。また、液状になる。「バターが―・ける」
心のしまりがなくなる。「甘美な音楽に心が―・ける」
心が和らぐ。なごむ。
「御憤り、殊の外に―・けてこそ見え給ひつれ」〈盛衰記一一
[類語](1ふやけるふやかすほとびる/(2陶酔酔う酔いれるひたうっとりする恍惚こうこつ陶然しびれる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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