蕭疎(読み)しょうそ

精選版 日本国語大辞典 「蕭疎」の意味・読み・例文・類語

しょう‐そ セウ‥【蕭疎】

〘形動タリ・ナリ〙 まばらでものさびしいさま。
文華秀麗集(818)下・和滋内史秋月歌〈桑原腹赤〉「点彩蕭疎楊柳堤、凝華遙裔白雲倪」
太平記(14C後)二七「荻花風に戦いて、暮の声蕭疎(ショウソ)たり」 〔杜甫‐除架詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蕭疎」の意味・読み・例文・類語

しょう‐そ〔セウ‐〕【×蕭疎】

[形動][文][ナリ]まばらでもの寂しいさま。
枯柳―にして」〈鉄腸・花間鶯〉
[ト・タル][文][形動タリ]に同じ。
小草の―たる磽确の丘」〈菊池大麓訳・修辞及華文〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android