薫掛(読み)たきかけ

精選版 日本国語大辞典 「薫掛」の意味・読み・例文・類語

たき‐かけ【薫掛】

〘名〙
① (━する) 衣類に香をたきしめること。また、そのかおり。
俳諧・新続犬筑波集(1660)春発句下「柳がみにたきかけするや沈丁花〈順忠〉」
② 髪に香をたきしめるために、香炉を入れて枕とする箱。〔随筆・雅遊漫録(1755)〕

たき‐か・く【薫掛】

〘他カ下二〙 衣類に香をたきこめる。
浮世草子好色一代男(1682)一「袖に焼(タキ)かけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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