薬の司(読み)くすりのつかさ

精選版 日本国語大辞典 「薬の司」の意味・読み・例文・類語

くすり【薬】 の 司(つかさ・し)

律令制で、後宮十二司の一つ。天皇に薬を供奉することをつかさどる。尚薬一人、典薬二人。〔令義解(718)〕
② 律令制で、医薬のことをつかさどる官司宮内省に属し、頭(かみ)以下職員ならびに医師、針師、按摩師、呪禁師薬園師、また各科博士生徒が所属していた。典薬寮(てんやくりょう)。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android