薬匙(読み)ヤクサジ

デジタル大辞泉 「薬匙」の意味・読み・例文・類語

やく‐さじ【薬×匙】

粉末状の薬品容器から移し替えたり、盛り分けたりするための匙。一方の柄が平らなへら状になっているものが多く、スパチュラまたはスパーテルともいう。やくじ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の薬匙の言及

【スプーン】より

…九州西部などでは飯を盛る杓子を〈いいがい〉または〈めしがい〉と呼んでいる。なお,〈薬匙(やくじ∥やくさじ)〉は医師が薬を盛り分けるのに使ったさじで,江戸時代,大名などの侍医を〈お匙(さじ)〉と呼び,医師が重病患者を見放すことを,〈さじを投げる〉というようになり,俗に救済の方法がなくなったことを意味するようになった。【春山 行夫】。…

【スプーン】より

…九州西部などでは飯を盛る杓子を〈いいがい〉または〈めしがい〉と呼んでいる。なお,〈薬匙(やくじ∥やくさじ)〉は医師が薬を盛り分けるのに使ったさじで,江戸時代,大名などの侍医を〈お匙(さじ)〉と呼び,医師が重病患者を見放すことを,〈さじを投げる〉というようになり,俗に救済の方法がなくなったことを意味するようになった。【春山 行夫】。…

※「薬匙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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