薬艾(読み)クスリモグサ

デジタル大辞泉 「薬艾」の意味・読み・例文・類語

くすり‐もぐさ【薬×艾】

きゅうに用いるもぐさ硫黄いおう麝香じゃこうなどを混ぜ合わせたもぐさ。
効き目や利益のあるもの。
「女夫中よい暮らしこそ所帯の―なれ」〈浄・栬狩剣本地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薬艾」の意味・読み・例文・類語

くすり‐もぐさ【薬艾】

〘名〙
① 灸(きゅう)に用いるもぐさ。
② (もぐさを使った灸が、ききめがあるところから) 効果があること、利益があることのたとえ。
浄瑠璃・栬狩剣本地(1714)三「之やは伊吹のもぐさやが、女夫中能くらしこそ、所帯のくすりもぐさなれ」

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