藁科郷(読み)わらしなごう

日本歴史地名大系 「藁科郷」の解説

藁科郷
わらしなごう

戦国期の郷名。藁科庄の庄域がすべて当郷に継承されたかは不明。長享三年(一四八九)一月、「藁科郷」などが建穂たきよう寺真光坊に安堵された(「今川氏親判物写」建穂寺文書)。天文一八年(一五四九)八月一一日の駿府浅間社社役目録(村岡大夫文書)では、浅間社(静岡浅間神社)流鏑馬千蔵方五月分の郷役として五〇〇文を負担しており、割書に「本ハ壱貫六百文致候を、近年もんとう(問答)にて如此」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android