藤原公通(読み)ふじわらのきんみち

朝日日本歴史人物事典 「藤原公通」の解説

藤原公通

没年:承安3.4.9(1173.5.22)
生年:永久5(1117)
平安後期の貴族。西園寺家の祖権中納言藤原通季と大納言藤原忠教の娘の子。閑院按察,藤大納言,按察大納言と号す。保安3(1122)年叙爵。丹波守,侍従,因幡守,右少将,右中将,蔵人頭 を経て,久安6(1150)年参議となる。保元2(1157)年権中納言に昇るが,翌年辞官。平治2(1160)年2月,権中納言に還任,同年8月正中納言に転じ,さらに永暦2(1161)年権大納言に昇る。応保2(1162)年按察使を兼任死去の日は一説に4月8日。多数の漢詩,和歌を遺している。

(上杉和彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原公通」の解説

藤原公通 ふじわらの-きんみち

西園寺公通(さいおんじ-きんみち)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android