藤原季孝(読み)ふじわらのすえたか

世界大百科事典(旧版)内の藤原季孝の言及

【円教寺】より

…開山の性空(しようくう)は,多年九州の霧島山,背振(せふり)山にこもって修行した法華持経者で,966年(康保3)当山に移って庵居した。985年(寛和1)播磨介藤原季孝が帰依して法華三昧堂を建立し,調直僧12口をおき加徴知識米(かちようちしきまい)300石を寄進してからにわかに活況を呈し,花山法皇は986年7月と1002年(長保4)3月の2度にわたって御幸,987年(永延1)院の御願寺となり,さらに僧8口をおき,講堂が建立された。かくして書写山は性空聖(ひじり)の名とともに著名になり,藤原実資(さねすけ)・同公任(きんとう)などの公卿,恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)や寂心(慶滋保胤(よししげのやすたね))なども結縁のため来山,播磨きっての名刹となり,諸堂充満して西の比叡山と称された。…

※「藤原季孝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android