藤間勘十郎(6世)(読み)ふじまかんじゅうろう[ろくせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「藤間勘十郎(6世)」の意味・わかりやすい解説

藤間勘十郎(6世)
ふじまかんじゅうろう[ろくせい]

[生]1900.10.8. 東京
[没]1990.12.5. 東京
歌舞伎舞踊の振付師,日本舞踊家。名義上は7世。本名藤間秀雄。6世尾上梅幸の門弟で,尾上梅雄と名のっていたが,藤間の養子となり,1927年6世を襲名し藤間宗家を名のり,6世尾上菊五郎一座の振付師となり,劇場との関係も復活。気品ある,繊細巧緻な振付をし,自身の舞台は衣装を着けない素踊りに徹する。 90年娘康詞 (みちのり) に7世を襲名させ,みずからは2世藤間勘祖を名のった。 60年重要無形文化財保持者。 67年日本芸術院会員。 82年文化勲章受章。代表作は『佐野源左衛門常世』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android